アダルトチルドレン(AC)とは

アダルトチルドレン(AC)は、こうして生まれた

 

アダルトチルドレン(AC)という言葉は、最初、アメリカで生まれました。

 


その語源をあなたは、知っていますか?

 


語源は、「アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリックス」です。 

 


意味は、「アルコール依存症の親のもとで成長し、大人になった人」です。

 

 

この言葉は、アメリカのアルコール依存性に関わるケースワーカーやセラピストたちの中から生まれました。

 

 

彼らは、アルコール依存性の家族と関わる中であることに気づいたのです。

 

 

彼らはどんなことに気づいたのでしょうか?

 

 

それは、アルコール依存性の親を持つ子どもたちが大人になった後に、さまざまな心の苦しみを持っていることに気づいたのです。

 

 

アルコール依存性の親のもとで育った子どもたちは、お酒を飲んでいる親と、そのお酒の問題をなんとか解決しようとしているもうひとりの親との間で、親を助けようとしてがんばります。

 

 

子どもたちは、必死にがんばることで、親から愛されようとしているのです。

 

 

なんとか親から見捨てられないようにしているのです。

 

 

子どもたちは、「いい子」として、ひとりの親といっしょにお酒の問題を解決しようとがんばる時もまります。

 

 

また親の世話をしたり、弟や妹の世話をして、親の役に立とうとすることもあります。

 

 

家族の緊張を和らげるように、気をつかい、がんばる子もいます。

 

 

中には親に反発して、問題をおこすことで、家族の結びつきを強め、家族がバラバラになるのを防いている子もいます。

 

 

あるいは、自分が病気になることで家族の絆をたもとうとする子もいます。

 

 

こうして子どもたちは、親の期待に応え、家族のバランスをなんとか守ろうとして必死にがんばっているのです。

 

 

しかし、いくらがんばっても、お酒の問題はなかなか解決できず、家族の緊張した状態も良くなりません。

 

 

そんな時、子どもたちはどうするのか?

 

 

もっともっとがんばる道を選んでしまうのです。

 

 

この果てしなく報われないがんばりを続けた子どもたちが大人になった後にさまざまな「生きづらさ」を抱えることになるのです。

 

 

こうして、アダルトチルドレンという言葉は誕生しました。

 

 

その後、この言葉にはもっと広い意味を持つようになりました。

 

 

アルコール依存性の親だけでなく機能不全家族で育った子どもたちも、大人になって同じ苦しみを持つことが、わかったのです。

 

 

機能不全家族とは、虐待や家庭の不和、親の無関心、過干渉、大きすぎる親の期待、親と子どもの関係の逆転などの問題を持つ家族のことです。

 

 

今では、アダルトチルドレンは、「アダルトチルドレン・オブ・ディスファンクショナル・ファミリー」、つまり「機能不全家族で育ち、大人になった人」という意味で使われています。

 

 

アメリカのケースワーカー、社会心理学博士であり、アダルトチルドレン(AC)の概念を生んだクラウディア・ブラック氏は、アルコール依存症の家庭に共通する3つのルールをあげています。

 


この3つのルールは、アルコール依存症の家庭だけでなく、家庭としての安心感がない「機能不全家族」にも当てはまります。

 



■アルコール依存症の家庭に共通する3つのルール



(1)話すな


家族の中に問題があるにもかかわらず、その事柄についてお互いが思っていることを語らない。また、話し合うこともしない。問題と直面することを避け、人に知られないようにする。

 


(2)感じるな


家族がみな、感情を抑え、表そうとしない。あるいは、感情を見ないようにする。

 


(3)信頼するな


家族の中で、何が起こるのか予測がつかない。
その時々の親の気分によって、言葉や行動が変わってしまう。そのため、お互いの言葉や行動が信頼できなくなる。

 


これらの3つのルールが存在することで、家族ひとりひとりが、ありのままの自分を表すことができなくなるのです。

 


そして、家族の問題を隠すことに力をついやすようになってしまいます。

 

 

 

アダルトチルドレン(AC)とは

 

アダルトチルドレンという言葉は、元々はアルコール依存症の親がいる家庭で育った人を指す言葉でした。

 


しかし今では、アルコールの問題だけに限らず、家庭として本来あるべき安全や安心がない機能不全家族で育った人たちを、「アダルトチルドレン(AC)」と呼ぶようになりました。

 

 

アダルトチルドレンが生まれたこれまでの歴史を知ることで、私たちは気づくことがありますね。

 

 

どんなことに気づきましたか?

 

 

まず、アダルトチルドレンは病気の名前ではありません。

 

 

それに、その人の人格的な欠陥を言う言葉でもありません。

 

 

もちろん、その人を誹謗中傷するためのレッテルでもないのです。
 


また、とても悲しいことですが、知識のない人の中には、アダルトチルドレンを「大人になりきれていない子どもっぽい人たち」と誤解している人もいます。
 

 

あなたにとって 「アダルトチルドレン」という言葉は、何を表してくれているでしょうか。

 

 

「アダルトチルドレン」という言葉は、あなたの存在に大きな意味をあたえてくれますね。
 


そうです!「アダルト・チルドレン」という言葉は、あなたのアイデンティティーを表てくれています。
 


あなたにとって、自分の持つ傷を認め、自分を許す言葉でもあるのです。
 


あなたは、親との関係から自分を守り、必死に生き延びる術を身につけてきました。

 


そしてあなたが持つ、生き延びるための優れた術が、大人になった今も、あなたを生きづらくしているのです。
 


「アダルトチルドレン」とは、安心のない親との関係から自分を守り、生き延びてきたことが、今の生きづらさの背景になっているんだと認めている人たちのことです。
 


あなたは、「私はアダルトチルドレンなんだ」と認めることで、自分のアイデンティティーを取り戻し、自分を癒していくことができるのです。

 

 

 

アダルトチルドレンの13の特徴

 


アメリカのジャネット・ウォイティッツは、1983年に出版した『アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリックス』の中で、アダルトチルドレンが持つ13の特徴をあげています。

 


1.何が正常かを推測する(「これでいい」との確信が持てない)。

 

 

2.物事を最初から最後までやり遂げることが困難である。

 

 

3.本当のことを言った方が楽なときでも嘘をつく。

 

 

4.情け容赦なく自分に批判を下す。

 

 

5.楽しむことがなかなかできない。

 

 

6.まじめすぎる。

 

 

7.人と親密な関係を持つことが大変難しい。

 

 

8.自分にコントロールできないと思われる変化に過剰反応する。

 

 

9.他人からの肯定や受け入れを常に求める。

 

 

10.他人は自分と違うといつも考えている。

 

 

11.常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかのどちらかである。

 

 

12.過剰に忠実である。無価値なものとわかっていてもこだわり続ける。

 

 

13.衝動的である。他の行動が可能であると考えずに、一つのことに自分を閉じこめる。

 

 

(斎藤学著 『アダルト・チルドレンと家族』より)

 

 

ここにあげられた特徴は、アルコール依存症の親のもとで育ったアダルトチルドレンについて述べられています。

 

 

しかし、機能不全家族で育ったアダルトチルドレンについても当てはまるものが多いのではないでしょうか?

 

 

もし、あなたがここにあげた特徴のいくつかを持っていたとしたら、アダルトチルドレンとしての傾向を持っているかもしれませんね。

 

アダルトチルドレンのチェックリスト

 

あなたは、アダルトチルドレン(AC)としての自覚をすでに持っているかもしれません。

 

 

あるいは、自分がアダルトチルドレンなのかどうか、確信を持てずに

迷っているかもしれませんね。

 

 

あなたが、アダルトチルドレンなのかどうかを、『アダルトチルドレンのチェックリスト』を使うことで、確認することができます。

 

 

 

次の項目をチェックしてみてください。

もし、10個以上当てはまる項目があるならば、あなたはアダルトチルドレンの可能性があります。

 

 

 

 


【アダルトチルドレンのチェックリスト】

自分は生きている価値がないと思う。


自分は愛される価値がないと思う。


自分に自信が持てない。


自分はダメな人間だと思う。


人と親しい人間関係を作るのが苦手である。


周りの人の目が、とても気になる。


周りの人の期待に答えようとしてしまう。


自分に対する評価がとても低い。


人から認められたいという気持ちがとても強い。


自分をひどく批判したり、責めたりする。


完璧主義である。


どんなことも白黒をはっきりさせないと、落ち着かない。


常にちゃんと責任を取ろうとする。あるいは、逆に責任をまったく果たさないことがある。


物事を最後までやり遂げることができない。
 
 
人から批評されたり、非難されると、とても傷つく。


人からひどく叱られたり、人が激しく怒ると、仕事をやめてしまったり、家に閉じこもったりなどの極端な行動を取ったり、死にたくなったり、消えたくなったりする。


 いつも孤独である。自分の居場所がないと感じる。


 いつも寂しい。


 いつも退屈を感じる。


 人から誘われたり、お願いをされると、嫌でも「ノー」と言えない。


 被害妄想におちいりやすい。人のふるまいを見たり、言葉を聞いたりすると、自分に対する悪意を読み取ろうとしてしまう。


 喜び、恐れ、悲しみ、さびしさ、怒り、嫌、などの感情を感じることが苦手である。


 顔の表情が乏しい。


 生活の中で、楽しむことができない。


 楽しむことに罪悪感を持ってしまう。


 本当のことを言った方が楽な時でも、ウソをついてしまう。


 環境が変化することを嫌う。新しいことを始めるのに抵抗がある。


 人から認められたいと、強く思う。


 まじめすぎる。相手の言うとおりにしようとする。


 共依存的な人の関係を作りやすい。


 抑うつ状態になることがある。


 うつ病である。


 摂食障害(過食症、拒食症)である。


 無力感を感じる。


 自分が自分でないように感じることがある。


 自分が、なぜここにいるのかわからないと感じることがある。


 自分と外の世界とが、薄い膜で隔てられているような感じがある。


 

 

チェックした結果はどうでしたか?

 

 

「私はアダルトチルドレンだ!」と思いましたか?


 
そして、あなたがチェックした項目が、具体的なあなたの悩みです。

 

 

自分の生きづらさの正体を知り、どう思われましたか?

 

 

あなたの、この「気づき」は、あなたの希望となるでしょう。


 
あなたの抱える悩みのひとつひとつは、かならず克服していくことができます。
 


悩みをひとつひとつ克服していくことで、あなたはアダルトチルドレンから回復していくことができますよ!

 

 

機能不全家族とは?

 

そうです!アダルトチルドレンを生み出す安全や安心感が感じられない家庭を「機能不全家族」と呼びます。

 

 

 機能不全家族は、家族としてのあるべき働きがされていないのです。

 


では、機能不全家族とは、どんな家族なのでしょうか?

 


いくつかの代表的な機能不全家族をあげてみます。

 

 

●虐待が起こっていた家族


・精神的虐待


・身体的虐待


・性的虐待

 


●愛情が感じられない冷たい家族

 


●子どもの存在を否定する家族

 


●親の子どもに対する期待が大きすぎる家族

 


●子どもを甘やかし過ぎる家族

 


●いつも他人の目を気にして、表面だけ良く見せようとする家族

 


●たくさんの秘密や隠し事がある家族

 


●親と子どもの関係が逆になっている家族

 


●親がアルコールなどの依存性になっている家族

 


このような明らかな親の虐待や、身体的暴力が存在しなくても、子どもが安心を感じることができない機能不全家族となっている場合があります。

 


家族のためと働きすぎるワーカーホリックの父親と、どこまでも良妻賢母でいようとする母親との間で、子どもが不安感や苦しさを感じていたとしたら、その家族もまた機能不全家族と呼ぶことができるでしょう。

 

 

アダルトチルドレンの5つの役割

 

安全や安心感のない機能不全家族の中で、あなたは、「ありのままの自分であっては受け入れてもらえない」と思い、恐れを抱きました。

 

 

そして、生き延びていくために、周りに合わせた役割を演じることを覚えました。

 

 

 あなたは、いったいどんな役割を手にしたのでしょうか?

 


アダルトチルドレン概念の生みの親であるC・ブラックやクリッツバーグなどは、機能不全家族で育った子どもたちが、周りに合わせるため演じる特定の役割を次のように分類しました。

 

 

【アダルトチルドレンの5つの役割】

 


・ヒーロー(優等生)

 

 

・スケープゴート(問題児)

 

 

・ロスト・チャイルド(忘れられた子)

 

 

・クラウン(道化師)

 

 

・ケアテイカー(お世話やき)

 


  
アダルトチルドレンが演じる5つの役割について知りたい方は、こちらです。

 

 

 

 アダルトチルドレン克服専門カウンセラー森脇要

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