感情処理のセルフカウンセリング

感情処理法

感情処理法とは?

 

 

「感情処理法」とは、あなたの感情に焦点を当てて、処理する方法です。

 

 

あなたの心の中に溜まったイヤな感情を、吐き出すことで、驚くほど気持ちがスッキリするのです。

 

 

感情処理のスゴイ効果とは?


あなたが感情処理を行うことで、次にあげるような効果が期待できます。

 

 

・ストレスが減ります

 


不快な感情が減っていき、ストレス状態が改善されます。

 


そして不快な感情が減ると、心地よい時間が増えます。

 


喜びや楽しさなどのポジティブな感情が増え、毎日が心地よくなります。

 


・建設的な考え方や行動へ変化します

 


不快な感情が処理されると、自然と建設的な考えに変わります。

 


考え方が変わると、行動も変わっていきます。

 


・人間関係が改善されます

 


感情処理を行うと、冷静に話ができるようになります。

 


多くの人が、その変化によって「家族や職場での人間関係がグンと良くなった」とおっしゃっています。

 

 

・ストレスへの耐性がアップします

 


感情処理法を行い、「前はストレスと感じていたことが、気にならなくなった」とおっしゃる方もいます。

 


感情処理によって、ストレスに耐える力がぐんとアップしていきます。

 


・ストレスからの回復力がアップします

 


「人間関係がこじれた時、丸1日落ち込んでいた人が、1時間程度で回復できるようになりました」という報告もあります。

 


ストレス状態からの回復が格段に早くなります。

 

 

「感情処理」のすすめ方

 

 

感情処理のセルフカウンセリングは基本的にどのようにすすめるのかを、代表的な「息を吐く方法」でお話しします。

(1)自分がイヤな気持ちを感じていることを、認めましょう

 

 

どんな気持ちを感じているか自分に訪ねてみましょう。

 

 

「悲しくてやりきれない」

 

 

「さびしいなぁ」

 

 

「イヤ!」

 

 

「なんかイライラする」

 

 

「気持ちが落ち込む」

 

 

「なぜ、私ばかりこうなるの!」

 

 

「ムカつく!!」

 

 

「何もしたくない」

 

 

「焦る」

 

 

「ガッカリ」

 

 

こんなあなたの心の中にある気持ちに気づきましたね。

 

 

ここが始まりになります。

 

 

「私は今、私はイヤな気持ちを持っている」と、まず認めることが大切です。

 

 

なぜだと思いますか?

 

 

なぜなら、私がイヤな気持ちを持っていることがわからないと、そのイヤな気持ちを手離すことができないからです。

 

 

それに、イヤな気持ちを持っていると、とても疲れてしまいます。

 

 

なぜか?

 

 

それは、その気持ちを心の中に抑えるために、大きなエネルギーを使うからです。

 

 

(2)イヤな気持ちに浸ってみましょう

 


「私はイヤな気持ちを持っている」と気づいたら、そのイヤな気持ちに浸ってみましょう。

 


「えー!イヤな気持ちに浸るんですか?」と思われるかもしれません。

 


だけど、ここは大事なポイントなのです。

 


「悲しい」

 


「さびしくてたまらない」

 


「あー!イヤだ!!」

 


「それって絶対におかしい!!」

 


「もうムリだ・・・」

 


「やりたくないなぁ」

 


「ほんとうに怖いよ」

 


「緊張するな・・・」

 

 

(3)イヤな気持ちを処理しましょう

 


身体の中に持っているイヤな気持ちを、「ふーっ」と身体の外に吐き出すイメージ、息を吐きます。

 


この時、身体に力を入れないように気をつけてください。

 


「少しスッキリしたなぁ」と思ったら、心の中に残っている“次の気持ち”に取り掛かりましょう。

 


同じように息を吐きながら、気持ちを身体の外に吐き出します。

 


「あー嫌い!」「もう怖い」などの気持ちを感じながら、「ふぅー」と息を吐きます。

 


少しスッキリしたら、また残っている“次の気持ち”に取り掛かります。

 


「次の気持ち」 → 「次の気持ち」 → 「次の気持ち」 → 「次の気持ち」

 

 

 

 

 

「次の気持ち」

 

   ↓ 

 

 

 

「次の気持ち」

 

   ↓ 

 

 

 

「次の気持ち」

 

   ↓ 

 

 

 

「スッキリ~!」

 

 

これを気持ちがスッキリするまで続けていきます。

 


こうしていくうちに、あなたの心の中に溜まっていた「イヤな気持ち」が処理されて、スッキリ無くなっていくのです。

 

 

(4)気分がスッキリします

 


心の中に溜まっていた「イヤな気持ち」が身体の外に出ていくと、ストレスが減ります。

 


心がとってもラクになり、ゆとりが生まれます。

 

これが感情処理のセルフカウンセリングの基本的なすすめ方です。

 


それでは次に、それぞれの感情について具体的な処理の方法をお話ししますね。

 

感情処理のセルフカウンセリングを上手におこなうポイント

 

 

・気合を入れすぎないでおこないましょう

 


・力を抜きましょう

 


・息を吐いて、息を止めないようにしましょう

 


・自分の気持ちを大切にしましょう

 


・時間をかけてゆっくりおこないましょう

 


・少しずつ焦らずおこないましょう

 


・「悲しみ」を吐き出す時、泣いてもいいし、泣かなくてもいいです。正解はありません

 


・あなたの気が済むまで気持ちに浸っていていいのです

 


・ムリのない範囲で、できれば毎日少しずつおこないましょう

 

 

「怒り」の感情のセルフカウンセリング

 

 

 

●「怒り」の感情処理のセルフカウンセリング

 


あなたが心の苦しさから解放されて楽になるための、「怒り」を感じるセルフカウンセリングをご紹介します。

 


あなたは「腹を立てる」ことが苦手ですか?

 


あなたは「怒り」についてネガティブなイメージを持っていませんか?

 


「腹を立てることは悪いことだ」

 


「怒りはがまんしないといけない」

 


そんなふうに思っていませんか?

 


はたして本当にそうなのでしょうか?

 


「怒り」の感情は、私たちが生まれながらに持っている自然な感情です。

 


「怒り」は、私たちの心や身体の元気を保つための大事な役割があるのです。

 


「怒り」の感情は、あなたにパワーをあたえてくれます。

 


「怒り」はあなたを元気にしてくれるのです。

 

 

あなたは、たとえば次のような場合に「怒り」を感じることをがまんしたり、「怒り」の感情を見ないようにしていませんか?



・相手に腹を立てているが、がまんしてしまい、後になって嫌な気分になる



・人に嫌なことを言われても、ニコニコと笑ってしまう

 


・人から理不尽なことをされても、言い返すことができない

 


・相手に批判されることを思って怖い気持ちになる

 


・人に批判された後で、気分がとても落ち込んでしまう

 


・相手が怒るのではないかと思い、怖い気持ちになる

 


・人が怒っている姿が怖い

 


・人が争っている姿が怖い

 


・人がイライラと不機嫌になることが苦手なので、相手の言うとおりに従う

 


「怒り」はあなたのパワーの源であり、あなたに元気をあたえてくれます。

 


「怒り」は本来、外に向ける感情です。

 


「怒り」の感情は、十分に感じることで消化していきます。つまりストレスが溜まらず、気持ちがスッキリするのです。

 


では、その「怒り」をがまんしたり、見ないようにすると、どうなるでしょうか?次のような影響が心や身体に出てしまいます。

 

 

「怒り」をガマンすることで起こるさまざまな問題

 

 

【怒りをがまんすることで起こる心の問題】

 


・自信が無くなってしまう

 


・「私が悪い」と思ってしまう

 


・自分を責めてしまう

 


・自分が嫌になる

 


・「私はダメな人間だ」と、自分を否定しまう

 


・「どうせ自分は何もできない」と無力感に支配される

 


・何もする気がなくなる。無気力になってしまう

 


・不安な気持ちになる

 


・人から責められている気がする

 


・憂うつな気持ち

 


・抑うつ気分

 

 

【怒りをがまんすることで身体に表れる問題】

 


・痛み

 


・かゆみ

 


・咳

 


・吐き気

 


・めまい

 

 

「怒り」の感情をがまんすると、このようにさまざまな心や身体の問題になってあらわれます。

 


これらの苦しみから解放され楽になるために、「怒り」を感じてみませんか。

 


では、「怒り」を感じると、あなたはどんなふうに楽になれるのでしょう。

 

 

「怒り」の感情処理のメリット

 

あなたは「怒り」を感じると、次のような効果が期待できますよ。

 

 

・怒りは、現在の状況を打破し、もっと良い状態を目指して行動する時や、目の前にある障壁を取り除くために行動する時のパワーの源になります

 

 

・怒りは、危機的な状況に陥った時に、それを何とかしようと行動する時のパワーの源になります

 

 

・怒りは、やる気や活力の源とになります。

 

 

・怒りは他者への警告発信になります

 


・気分がすっきりして、ストレスが溜まらなくなります

 


・自分の「腹立たしい」気持ちに気づくことができます

 


・腹立たしい気持ちを自然と抵抗なく、表すことができるようになります

 


・不当なことを言う相手に言い返すことができます

 


・自分に自信が持てる ようになります

 


・気力が回復し、元気になります

 


・人が怒っていることに対する怖さが減ります

 


・人の批判に対する怖さが減ります

 

 

「怒り」を感じるセルフカウンセリング

 

セルフ・カウンセリングを始める前に用意するものがあります。

 


新聞紙を丸めて棒状にした紙のバットもしくは、おもちゃのプラスチックのバットです。

 


これは100均などのおもちゃコーナーで売っています。

 

 

そしてクッション、もしくは座布団です。

 


それからセルフカウンセリングを行う場所は気持ちが安らげる、リラックスできる場所を選んでください。

 


時間も落ち着いて取り組める時間帯にしましょう。

 


では、いよいよセルフカウンセリングを行ってみましょう。

 

 

(1)「怒り」を感じた場面を思い出す

 

 

あなたが「怒り」を感じた場面を思い出してください。

 

 

もし、あなたが「怒りをがまんしたなぁ」と思った時は、その日のうちに感情を処理するとよいでしょう。

 

 

怒りを溜めていくと、ますます苦しくなるからです。

 

 

“その日の怒りはその日のうちに”処理していきましょう。

 

 

また、感情処理は過去の場面にさかのぼって行うこともできます。

 

 

数ヶ月前にあなたが「怒り」を感じた場面。

 

 

数年前にあなたが「怒り」を感じた場面。

 

 

子どもの頃に「怒り」を感じた場面。

 

 

このように過去にさかのぼって、「怒り」を感じた場面を思い出しましょう。

 

 

(2)次に思い出したその場面に、自分が「今まさにいる」と空想してください。

 

 

今日の場面、最近の場面、もっと昔の場面、それぞれの場面に自分がいると空想します。

 


 次に「今、ここ」の場面にいるとイメージして、「怒り」の気持ちをキャッチしていきます。

 

 

(3)湧き上がる「怒り」をキャッチする

 

 

怒りを感じた場面に、今自分がいると空想し、次に「怒り」の感情をキャッチします。

 

 

「怒り」の感情のキャッチの方法には、下記のような方法があります。

 

 

・「怒り」を感情としてとらえる

 

 

・「怒り」を思いとしてとらえる

 

 

・「怒り」を行動や態度としてとらえる

 

 

・「怒り」を身体の感覚としてとらえる

 

 

あなたの性格タイプによって、得意な方法があるはずです。

 

 

あなたがキャッチしやすい方法を、この中から選んでくださいね。

 

 

では、それぞれの方法についてお話ししましょう。

 

 

・「怒り」を感情としてとらえる

 

 

「腹が立つ」「嫌だ」「イライラする」「ムカつく」「憎い」などの感情そのものとしてキャッチする。

 

 

・「怒り」を思いとしてとらえる

 

 

怒りを感じた場面で、思ったことを言葉にします。

 

 

「理不尽だ」「どう考えてもおかしい」「どうしてこうなるんだ」「こんなバカな話はない」「不満に思う」「何で私ばかり」「私はダメじゃない」「私は悪くない」「そんな言い方しなくてもいいじゃないか」

 

 

このようなあなたが思ったことを言葉にしましょう。

 

 

・「怒り」を行動や態度としてとらえる

 

 

上にあげた「感情」や「思い」としてとらえるのが難しい場合は、「怒り」を、取りたい行動や態度を言葉にしてみるのも良いです。

 

 

取りたい言葉や態度の言葉とは、たとえばこんな言葉です。

 

 

「口もききたくない」「もう返事したくない」「何もしてあげたくない」「このままで済ませたくない」「絶対仕返ししてやりたい!」「目にものを見せてやる!」「いつか見ていろ、見返してやる!」

 

 

こういった言葉や態度の言葉を言って、「怒り」をキャッチしてみましょう。

 

 

・「怒り」を身体の感覚としてとらえる

 

 

「感情」「思い」「行動や態度」、どの方法でもなかなか「怒り」をキャッチするのが難しい人は、「身体の感覚」としてとらえてみましょう。

 

 

この「怒り」を身体の感覚としてとらえる方法は、下にあげるような人におすすめです。

 

 

「怒り」を感じてもイイ場面で怒りを感じない人。

 

 

「怒り」を無意識に心の中に抑え込んでいる人。

 

 

人に対して、自分の気持ちも、思っていることも、やって欲しいことも言えない人。

 

 

自分の世界に入って空想をよくしている人。

 

 

このような人たちは、「怒り」を身体の感覚としてとらえてみましょう。

 

 

身体の感覚とは、たとえばこんな感覚です。

 

 

「何か塊があるような感覚」「重いものがある感覚」「黒い感覚」「冷たい感覚」「熱い感覚」「乾いた感覚」「ざわざわする感覚」「モヤモヤした感覚」「耳が聞こえない感覚」「声が出ない感覚」「頭が痛い」「首が張る」

 

 

このような感覚を、胸、腹、肩、のど、背中、腕、足などの身体の一部分に感じます。

 

 

それを感じたら、その身体の部分に手を当ててみます。

 

 

そして、もしその身体の部分が話せることができたら、何を言いたいのか、言葉にして言ってみます。

 

 

「腹が立つ」「ムカつく」「もうガマンできない」「耐えられない」などの言葉です。

 

 

(4)「怒り」をそのまま自分の身体の中に感じる

 

 

(3)では、「怒り」を「感情」「思い」「行動や態度」「身体の感覚」としてキャッチしましたね。

 

 

では、そのキャッチした自分の中にある「怒り」に焦点を当てて、味わってみましょう。

 

 

時間にして、10秒~20秒ぐらいです。

 

 

この時間で、「十分に怒りを味わってないな」と感じる人は、もう少し時間をかけてやってみましょう。

 

 

もし、あなたがここで、「怒りを感じることができない」と思ったなら、まだ「怒り」を抑え込んでいる可能性があります。

 

 

その場合は、前のステップに戻り、もう一度「怒り」の感情を身体の感覚として感じてみて、それを言葉にしてみましょう。

 

 

この方法を、焦らず、ゆっくりと時間をかけて、何度も行うことで、だんだんと「怒り」を感じることができるようになります。

 

 

その感じ始めた「怒り」に焦点を当てていきましょう。

 

 

(5)「怒り」を身体の外に出す

 

 

身体の中に感じた「怒り」を、身体の外に出していきましょう。

 

 

この時にダイジなことがあります。

 

 

それは、身体の中にある「怒り」を、身体の外に出すイメージを持ちながら行うことです。

 

 

「怒り」を身体の外に出す方法は、次にあげるようないくつかの方法があります。

 

 

・息を吐く

 

 

・言葉にする

 

 

・ジェスチャーと表情で表す

 

 

それぞれの方法をやってみてください。

 

 

そして、あなたが1番スッキリする方法を選んでください。

 

 

自分に合った方法で「怒り」を処理することが、大切です。

 

 

・息を吐く

 

 

これが1番オススメの方法です。

 

 

身体の中に感じた「怒り」を、息を吐くのと同時に、一緒に吐き出すイメージをします。

 

 

息の吐き方は、強く吐く必要はありません。

 

 

ゆっくりと息を吐き出してください。

 

 

この時に気をつける点があります。

 

 

息を吐くとき、肩や背中に力が入ることがあります。

 

 

全身の力を抜いて、リラックスした状態でおこないましょう。

 

 

こうして何度も息を吐いていると、だんだん身体の中に溜まっている「怒り」が減っていきます。

 

 

・「怒り」を言葉にする

 

 

あなたが感じる「怒り」を、そのまま、「私は怒りを感じる」「私は腹が立つ」などの言葉にしてみましょう。

 

 

「怒り」を表す言葉は、あなたが言ってみて、ぴったりだなと思う言葉、しっくりくる言葉にしてください。

 

 

「ザンネン」「ガッカリ」などの言葉や、「あーー!」「うーー!」などの言葉でもオーケーです。

 

 

「怒り」を言葉にする時に気をつける点があります。

 

 

「怒り」の気持ちを込めつつも、言葉に強く力を込めないようにしましょう。

 

 

「あーーー、ムカつく!!」と言葉に力を込めて言うと、身体にも力が入ってしまいます。

 

 

この状態では、うまく感情処理ができません。

 

 

身体の力を抜いてから、静かに「ムカつく」と言葉にしましょう。

 

 

力を入れずに、「怒り」の気持ちを言葉にして、身体の外に出します。

 

 

・ジェスチャーと顔の表情で「怒り」を表す

 

 

「怒り」のジェスチャーや「怒り」の顔の表情を作り、身体の外に怒りを出すイメージをします。

 

 

感情と表情は結びついています。

 

 

だから、「怒り」のジェスチャーや表情を作ると、「怒り」の感情を感じやすくなるのです。

 

 

「怒り」の表情を作る時に、こんな点を意識してみてください。

 

 

眉の眉間側が下がって、引き寄せられています。

 

 

この時に眉間にタテじわが入ります。

 

 

まぶたは緊張します。

 

 

目は食い入るように凝視し、厳しい目つきになります。

 

 

くちびるは、固く結ばれます。

 

 

「あまり怒りを感じてないな」と思っても、このように先に表情やジェスチャーを作ることで、「怒り」が湧き上がってくることがあるのです。

 

 

では、ここでとてもスッキリする「怒り」の感情処理の方法をお話しします。

 

 

「怒り」の顔の表情を作り、新聞紙を丸めた紙のバットで、クッションをたたく方法です。

 

 

紙のバットでクッションをたたいて、怒りの感情を処理します。

 

 

この時、身体の中の「怒り」がたたく腕を通って外に出ていくイメージです。

 

 

身体の中の「怒り」が、背中 → 肩 → 腕 を通って、外に出ていくイメージです。

 

 

「怒り」をなかなか感じにくい人は、「怒り」が、腰 → 背中 → 肩 → 腕 を通って、外に出るイメージがオススメです。

 


クッションをたたいて「怒り」を処理する時に、気をつける事があります。

 

 

まず、身体から力を抜くことです。

 

 

力を入れずに紙のバットでクッションを叩きます。

 

 

感情的にならずに、理性を保ったままたたくことも大事です。

 

 

この方がスッキリするのです。

 

 

泣きながらたたいてりしても、身体に力が入り、スッキリしないことがあるのです。

 

 

それからもう一つは、息を止めないように気をつけましょう。

 

 

たたく時に、しっかり呼吸をするのです。

 


また姿勢も前かがみにならず、背筋をのばし、体をまっすぐにします。

 


息を止めたり、前かがみの姿勢だと感情処理がうまくいかない場合があるからです。

 

 

それから、こんなイメージは、クッションを何度たたいてもスッキリしません。

 

 

・「怒り」を感じた相手に文句を言っているイメージ

 

 

・「怒り」を感じた相手をたたいているイメージ

 

 

これらは、相手に「怒り」をぶつけて、攻撃しているのと同じなのです。

 

 

攻撃は怒りとは別のモノです。

 

 

だから、スッキリしないことが多いのです。

 

 

じつは、あなたは「怒り」を相手にぶつける攻撃のイメージをする時に、無意識に身体に力を入れて、「怒り」を抑えているのです。


あなたは、心のどこかで、「怒りをコントロールできなくなり、とんでもないことをするかもしれない」って思っているのです。


この状態は言うなれば、「怒り」を出そうとアクセルを踏みながら、同時に強くブレーキをかけている状態ですね。


これでは、十分に「怒り」の感情は処理することはできませんよね。

相手に怒りをぶつけるのではなく、自分の身体の中にある怒りを外に出すイメージが大切なのです。

 

 


 

(6)「怒り」が減るまで続ける

 

 

(5)の「怒り」を身体の外に出す方法を、怒りが減って、スッキリするまで繰り返し続けます。

 

 

●「怒り」のセルフカウンセリングを行う時に気をつける点

 

 

この「怒り」を感じるセルフカウンセリングを行う時に気をつける点があります。覚えておいてくださいね。



まず、怒りを表す対象を自分にしないことです。

 


よく「何もできない自分に腹が立つ」とか、「情けない自分に腹が立つ」のように、自分に対して怒りを感じることがあります。

 


自分に怒りを向けると、自分責めたり、否定したり、批判することと同じことになり、ますます苦しくなってしまいます。

 


だから自分に怒りを向けないようにしましょう。

 


怒りを表す対象は、自分以外であれば、人でもモノでも、何でもかまいません。
 


次に気をつける点です。怒りの気持ちは自分に向けず、外に向けて吐き出すのですが、人への攻撃の気持ちで出しても、なかなかスッキリしません。

 


なぜかと言うと、相手を攻撃している場合、相手を反省をさせ、相手を変えようとしているからです。

 


相手が変わることを期待せずに、あなたの中にある怒りを、ただ吐き出すイメージで行うことで、気持ちがスッキリとします。

 

 

「怒り」を感じることで訪れる変化

 

 

・自分のパワーを感じるようになります

 

自分のパワーとは、自分への自信、活力、元気などです。

 

 

自分のパワーを感じると、無力感、自己嫌悪感、自己批判、自己喪失などが減っていきます。

 

 

・堂々と振る舞えるようになります

 

 

自分のパワーが出ることで、自分が言いたいことが言えるようになれます。

 

 

・悲しみ、憂うつ、不安などの気持ちが減ります

 

 

「怒り」の感情を感じる代わりに、悲しみや憂うつ、不安などのニセモノの感情を使っている場合が多いのです。

 

 

「怒り」の感情を感じることで、「ニセモノの感情」も減っていくのです。

 

 

「怒り」の感情処理カウンセリングの体験者さまの声

 

 

「怒り」を感じることで悩みから楽になった体験談をいくつか紹介します。
 

「死にたいと思わなくなりました」

私はある会社で事務の仕事をしていました。

しかし、ある日を境に、急に仕事に行けなくなり、鬱(うつ)になってしまいました。

「仕事に行かなきゃ」

でも身体が動かない。

何とかして玄関を出ても、足が前に進まない。

自宅で身体を横にしたまま、そんな自分が情けなくて辛くて、消えてなくなりたくて、泣いてばかりいました。

結局、仕事に行けないまま、ただ自宅でじっとして1日を終える。そんな毎日を過ごしていました。

「あたしなんか生きてちゃいけない」

「生きてても◯◯さん(主人)に迷惑かけるだけだ」

どうやったら主人や周りに迷惑をかけずに死ねるのか、そんなことばかり考えていました。

カウンセリングを受けたのは、そんな時でした。

確か一番最初のカウンセリングは「死にたい気持ちをなくすカウンセリング」だったと思います。

「死にたい気持ち」

カウンセリングの中で、幼い頃、母に言われた一言が思い出されました。

「あんたが生まれたから離婚できなかった」

「私が生まれたから、お母さんはずっと苦労することになったんだ。私は生まれてはいけなかったんだ」

幼い頃の私はそう決断したようです。

カウンセリングの中で、母にそう言われたことへの悲しみ、更には、何てことを言うんだ!という怒りを吐き出しました。

そして「誰が何と言おうと、私は絶対、生きる価値がある!」と、改めて自分自身で決断しました。

死にたい気持ちを無くすカウンセリングの後も、何回かカウンセリングを受けました。

そして今、何かしらの壁に当たっても、不思議なくらい「死んでしまいたい」「私なんか生きてても仕方ない」「生きてても迷惑をかけるだけ」そんな気持ちが湧いて来ません。

それどころか、毎日をとても楽な気持ちで過ごせています。

あの苦しみが嘘のようです。 

もちろん仕事にも、毎日行けてます!

あの時カウンセリングを受けてなかったら、どうなっていたんだろう。このカウンセリングに出会えて本当に良かったと、心からそう思っています。

 

夫に対する怖い気持ちから楽になりました

夫の機嫌が悪くなり、イライラすると、とっても怖くなっていました。

この怖さの原因は、小さい頃、お母さんがいつもイライラしていた場面から来ていることがわかりました。

小さい自分に身を置いて、お母さんへの怒りを吐き出しました。

夫に対する怖い気持ちが減って、楽になりました。

 

つらい肩こりが楽になりました

原因不明のつらい肩こりが、親への怒りをがまんしていたためだと気づきました。

怒りの感情を吐き出すことで、肩こりの痛みがとっても楽になりました。

 

 

私のカウンセリングの師匠である倉成央先生の著書『イヤな感情をもとから断つ!「怒ってしまう自分」が消える本』の中に、「怒り」の感情処理を体験された女性クライアントさんの変化が書かれています。

 

 

「怒り」の感情処理の変化の事例として紹介させていただきます。

 

 

以下本の内容からです。

 

 

夫からDVを受けていたある女性は、女は耐えるものだと思い込んでおり、夫に対して怒りを感じることなく、仕方がないこととあきらめてしまっていた。DVを受け続ける生活が数年経過し、彼女は身体中に日常の家事ができないほどの激しい傷みをおぼえるようになり、医療機関を受診しました。

 

いくつかの医療機関で精密検査を受け身体的な異常が見つからなかったけれども、最終的に精神的なものが原因の筋痛症と診断されました。その治療の一環でカウンセリングを受け、彼女は暴力を振るう夫への怒りを感じるようになり、その怒りをカウンセリングで何度も吐き出しました。

 

そのうちに、痛みは徐々に消え、家事ができるまでに痛みが引いていきました。それと同時に笑顔が増え元気も出てきました。

 

 

「怖れ」の感情のセルフカウンセリング

 

「怖れ」の感情も、私たちが生まれながらに持っている自然な感情です。

 

 

「怖れ」は自分に迫ってくる危機を回避するための感情です。

 

 

また、何か特定の危険から自分を守るための感情でもあるのです。

 

 

「怖れ」をガマンすることで起こるさまざまな問題

 

 

【怖れをがまんすることで起こる心の問題】

 

 

・強拍的になる

 

 

・さまざまな事にこだわる

 

 

・安心がなくなる

 

 

・不安になる

 

 

・恨みの気持ちを持つ

 

【怖れをがまんすることで身体に表れる問題】

 

 

・吐き気

 

 

・緊張

 

 

【怖れをがまんすることで行動に表れる問題】

 


・キレる

 

 

・暴力的になる

 

 

・人を威圧する

 

 

・強拍的な行動をとる

 

 

・怖くないはずのものを怖がる

 

 

「怖れ」の感情のセルフカウンセリング

 

(1)「怖れ」を感じた場面を思い出す

 

 

あなたが「怖れ」を感じた場面を思い出してください。  

 

 

また、感情処理は過去の場面にさかのぼって行うこともできます。

 

 

数ヶ月前にあなたが「怖れ」を感じた場面。

 

 

数年前にあなたが「怖れ」を感じた場面。

 

 

子どもの頃に「怖れ」を感じた場面。

 

 

このように過去にさかのぼって、「怖れ」を感じた場面を思い出しましょう。

 

 

(2)次に思い出したその場面に、自分が「今まさにいる」と空想してください。

 

 

今日の場面、最近の場面、もっと昔の場面、それぞれの場面に自分がいると空想します。

 


 次に「今、ここ」の場面にいるとイメージして、「怖れ」の気持ちをキャッチしていきます。

 

 

(3)「怖れ」をキャッチする

 

 

怖れを感じた場面に、今自分がいると空想し、次に「怖れ」の感情をキャッチします。

 

 

「怖れ」の感情のキャッチの方法には、下記のような方法があります。

 

 

・「怖れ」を感情としてとらえる

 

 

・「怖れ」を思いとしてとらえる

 

 

・「怖れ」を行動や態度としてとらえる

 

 

・「怖れ」を身体の感覚としてとらえる

 

 

あなたの性格タイプによって、得意な方法があるはずです。

 

 

あなたがキャッチしやすい方法を、この中から選んでくださいね。

 

 

では、それぞれの方法についてお話ししましょう。

 

 

・「怖れ」を感情としてとらえる

 

 

「怖い」「恐ろしい」「ビビる」などの感情そのものとしてキャッチする。

 

 

・「怖れ」を思いとしてとらえる

 

 

怖れを感じた場面で、思ったことを言葉にします。

 

 

「やめてほしい」「ここにいたくない」「助けてほしい」「耐えられない」

 

このようなあなたが思ったことを言葉にしましょう。

 

 

・「怖れ」を行動や態度としてとらえる

 

 

上にあげた「感情」や「思い」としてとらえるのが難しい場合は、「怖れ」を、取りたい行動や態度を言葉にしてみるのも良いです。

 

 

取りたい言葉や態度の言葉とは、たとえばこんな言葉です。

 

 

「逃げ出したい」「隠れてしまいたい」

 

 

こういった言葉や態度の言葉を言って、「「怖れ」」をキャッチしてみましょう。

 

 

・「怖れ」を身体の感覚としてとらえる

 

 

「感情」「思い」「行動や態度」、どの方法でもなかなか「怖れ」をキャッチするのが難しい人は、「身体の感覚」としてとらえてみましょう。

 

 

この「怖れ」を身体の感覚としてとらえる方法は、下にあげるような人におすすめです。

 

 

「怖れ」を感じてもイイ場面で怒りを感じない人。

 

 

「怖れ」を無意識に心の中に抑え込んでいる人。

 

 

自分の世界に入って空想をよくしている人。

 

 

このような人たちは、「怖れ」を身体の感覚としてとらえてみましょう。

 

 

身体の感覚とは、たとえばこんな感覚です。

 

 

「何か塊があるような感覚」「重いものがある感覚」「黒い感覚」「凍りつくような感覚」「耳が聞こえない感覚」「声が出ない感覚」「首が張る」

 

 

このような感覚を、胸、腹、肩、のど、背中、腕、足などの身体の一部分に感じます。

 

 

それを感じたら、その身体の部分に手を当ててみます。

 

 

そして、もしその身体の部分が話せることができたら、何を言いたいのか、言葉にして言ってみます。

   

     

ここまでは、「怖れ」の具体的な場面が思い出すことができる場合のお話しをしてきました。

 

 

しかし、「怖れ」や「不安」な感情が、バクゼンとしていることがあります。

 


「何が怖いのかハッキリわからない」ことも多いのです。

 


なぜ、バクゼンとしていたり、ハッキリしないと思いますか?

 


それは、この「怖れ」や「不安」は、あなたが小さい子どもの頃から持っているものだからです。

 


あなたは、子どもの時に「自分の存在が脅かされそうな怖れや不安」を感じ、その気持ちが大人になってから再現されているのです。

 


だから、「何となく怖い」「何となく不安」という感覚なのです。

 


このことを踏まえて、「自分は何が怖くて、不安なんだろう?」と考えてみてください。

 


考えているうちに、「怖れ」や「不安」の対象が、「何となく」だんだんと浮かび上がってきて、明らかになります。

 


良く報告されるのは、下記のような対象です。

 


・自分の存在が否定されそう

 


・自分が自分でいられなくなる

 


・自分のすべてが間違いだと思われてしまう

 


・誰からも愛されなくなってしまう(相手から嫌われてしまう)

 


・自分が自分であり続けられなくなる

 


・自分が見捨てられそう

 


・ひとりぼっちで孤独になりそう

 

 

これらの「怖れ」や「不安」の対象を身体の中にキャッチできたら、次に身体の外に出していきましょう。

 

 

(5)「怖れ」を身体の外に出す

 

 

身体の中に感じた「怖れ」を、身体の外に出していきましょう。

 

 

ポイントは、身体の中にある「怖れ」を、身体の外に出すイメージを持ちながら行うことです。

 

 

「怖れ」を身体の外に出す方法は、次にあげるようないくつかの方法があります。

 

 

・息を吐く

 

 

・言葉にする

 

 

・安心を感じる

 

 

それぞれの方法をやってみてください。

 

 

そして、あなたが1番スッキリする方法を選んでください。

 

 

自分に合った方法で「怖れ」を処理することが、大切です。

 

 

・息を吐く

 

 

身体の中に感じた「怖れ」を、息を吐くのと同時に、一緒に吐き出すイメージをします。

 

 

息の吐き方は、強く吐く必要はありません。

 

 

ゆっくりと息を吐き出してください。

 

 

この時に気をつける点があります。

 

 

息を吐くとき、肩や背中に力が入ることがあります。

 

 

全身の力を抜いて、リラックスした状態でおこないましょう。

 

 

こうして何度も息を吐いていると、だんだん身体の中に溜まっている「怖れ」が減っていきます。

 

 

・「怖れ」を言葉にする

 

 

あなたが感じる「怖れ」を、そのまま、「あー、怖い」「怖くてもいいんだ」などの言葉にしてみましょう。

 

 

「怖れ」を表す言葉は、あなたが言ってみて、ぴったりだなと思う言葉、しっくりくる言葉にしてください。

 

       

「怖れ」を言葉にする時に気をつける点があります。

 

 

「怖れ」の気持ちを込めつつも、言葉に強く力を込めないようにしましょう。

 

 

「あーーー、怖い!!」と言葉に力を込めて言うと、身体にも力が入ってしまいます。

 

 

この状態では、うまく感情処理ができません。

 

 

身体の力を抜いてから、静かに「怖い」と言葉にしましょう。

 

 

力を入れずに、「怖れ」の気持ちを言葉にして、身体の外に出します。

 

  

・安心を感じる

 

 

「怖れ」や「不安」をキャッチし、安心を感じることでラクになっていく方法です。

 

 

この方法は、特に「バクゼンとした怖れ」や「バクゼンとした不安」に効果があります。

 

 

まず、「怖れ」や「不安」の感情処理を効果的に行うために、毛布かクッションを準備してください。

 

 

 


クッションの場合、少し大きめのクッションを用意します。
 


肌ざわりが良く、柔らかいものが良いでしょう。

 


ニトリの「モッチモチ(マシュマロ)クッション60R」がおすすめです。実際のカウンセリングでも使っています。

 


毛布やクッションを抱きしめてください。

 


この時、安心できる誰かにしっかり守られている空想をしてください。

 


安心できる誰かは次のような人たちです。

 


・すべてを受け入れてくれる理想の親

 


・歴史上の人物

 


・信頼できる人

 


・自分自身

 


毛布やクッションを抱きしめながら、自分が安心できる誰かに守られていると空想します。

 


この時に気をつける事があります。

 


あまり力を入れて毛布やクッションを抱きしめると、身体に力が入ってしまい、「怖れ」や「不安」の感情が身体の外に出にくくなります。

 


優しく、そっと、抱きしめるようにしてくださいね。

 


それから、自分の身体の中にある「怖れ」や「不安」をキャッチしましょう。

 

 

そして、その「怖れ」や「不安」を身体の外に出していきます。

 

 

ゆっくりと呼吸をしながら、吐く息と一緒に「怖れ」や「不安」を身体の中に出していきます。

 

 

(6)「怖れ」や「不安」が減るまで続ける

 

 

「怖れ」や「不安」が減るまで身体の外に出し続けてください。

 

 

もし、「怖れ」や「不安」の感情処理をおこなっても、なかなかスッキリせず、「怖れ」や「不安」が減らない時は、その後に「怒りの感情処理」を行ってみてください。

 

 

この方法を2週間、1か月、長い場合は3か月以上続けていくことで「怖れ」や「不安」がラクになっていくでしょう。

 

 

「空想」を使った「怖れ」のセルフカウンセリング

 

空想を使って、「怖れ」の感情を消化することもできます。

 


まず、あなたが怖かった場面を思い出してください。

 


その場面で、怖れを感じておびえている小さな子どもの自分をイメージしましょう。

 


小さな自分は、3歳から10歳ぐらいまでの自分がイメージしやすいでしょう。

 


次のステップでセルフカウンセリングを行っていきましょう。

 


①怖かった場面を思い出す

 


②怖くておびえている子どもの自分をイメージする

 


③自分が、その子の優しい親や保護者にになったところを想像する

 


④親や保護者にになった自分がその子をしっかり抱きしめる。
「こわかったね、私がしっかり抱っこしてあげるから怖がっていいんだよ」と語りかける。

 

 

日常生活の中で「怖れ」を感じるセルフカウンセリング

 

ふだんの生活の中での「怖れ」を感じるセルフカウンセリングの方法です。

 


「怖れ」を感じた時に、その感情を受け入れてみましょう。

 


「怖れ」を感じることを自分に許してあげましょう。

 


「ああ、怖い、怖い、怖い」

 


「私は○○さんが怖い。怖くていい。怖くていいんだ」

 


「私は怖い。怖くていい。怖いのは自然なことだ」

 


怖れを感じたり、緊張したり、不安になった時に、こういった言葉を何度も自分に言ってあげてください。

 

「悲しみ」の感情のセルフカウンセリング

 

 

● 「悲しみ」の感情のセルフカウンセリング

 

 

「悲しみ」の感情も、私たちが生まれながらに持っている自然な感情です。

 


「悲しみ」は過去の出来事とお別れをするための感情です。

 

「悲しみ」をガマンすることで起こるさまざまな問題

 

 

【悲しみをがまんすることで起こる心の問題】

 


・イライラする(悲しみをがまんすることでイライラに変わってしまう)

 


・過去にこだわる

 


【悲しみをがまんすることで身体に起こる問題】

 


・消化器系の症状

 


【悲しみをがまんすることで行動に表れる問題】

 


・人を責める

 


・強く振る舞う

 

 

「悲しみ」の感情のセルフカウンセリング

 

 

(1)「悲しみ」を感じた場面を思い出す

 

 

あなたが「悲しみ」を感じた場面を思い出してください。  

 

 

感情処理は過去の場面にさかのぼって行うこともできます。

 

 

数ヶ月前にあなたが「悲しみ」を感じた場面。

 

 

数年前にあなたが「悲しみ」を感じた場面。

 

 

子どもの頃に「悲しみ」を感じた場面。

 

 

このように過去にさかのぼって、「悲しみ」を感じた場面を思い出しましょう。

 

 

(2)次に思い出したその場面に、自分が「今まさにいる」と空想してください。

 

 

今日の場面、最近の場面、もっと昔の場面、それぞれの場面に自分がいると空想します。

 


  次に「今、ここ」の場面にいるとイメージして、「悲しみ」の気持ちをキャッチしていきます。

 

 

(3)「悲しみ」をキャッチする

 

 

悲しみを感じた場面に、今自分がいると空想し、次に「悲しみ」の感情をキャッチします。

 

 

「悲しみ」の感情のキャッチの方法には、下記のような方法があります。

 


・「悲しみ」を感情としてとらえる

 

 

・「悲しみ」を思いとしてとらえる

 

 

・「悲しみ」を行動や態度としてとらえる

 

 

・「悲しみ」を身体の感覚としてとらえる

 

 

あなたの性格タイプによって、得意な方法があるはずです。

 

 

あなたがキャッチしやすい方法を、この中から選んでくださいね。

 

 

では、それぞれの方法についてお話ししましょう。

 

 

・「悲しみ」を感情としてとらえる

 

 

「悲しみ」を感情そのものとしてキャッチする。

 

 

・「悲しみ」を思いとしてとらえる

 

 

悲しみを感じた場面で、思ったことを言葉にします。

 

 

「別れたくない」「もっと何かしてあげたかった」「耐えられない」

 

このようなあなたが思ったことを言葉にしましょう。

 

 

・「悲しみ」を身体の感覚としてとらえる

 

 

「感情」「思い」、これらの方法でもなかなか「悲しみ」をキャッチするのが難しい人は、「身体の感覚」としてとらえてみましょう。

 

 

この「悲しみ」を身体の感覚としてとらえる方法は、下にあげるような人におすすめです。

 

 

「悲しみ」を感じてもイイ場面で悲しみを感じない人。

 

 

「悲しみ」を無意識に心の中に抑え込んでいる人。

 

 

自分の世界に入って空想をよくしている人。

 

 

このような人たちは、「悲しみ」を身体の感覚としてとらえてみましょう。

 

 

身体の感覚とは、たとえばこんな感覚です。

 

 

「胸がしめつけられるような感覚」「胸が苦しくなる感覚」「青い感覚」「モヤモヤした感覚」「のどが締め付けられて声が出ない感覚」

 

 

このような感覚を、胸、腹、肩、のど、背中、腕、足などの身体の一部分に感じます。

 

 

それを感じたら、その身体の部分に手を当ててみます。

 

 

そして、もしその身体の部分が話せることができたら、何を言いたいのか、言葉にして言ってみます。

   

     

(5)「悲しみ」を身体の外に出す

 

 

身体の中に感じた「悲しみ」を、身体の外に出していきましょう。

 

 

ポイントは、身体の中にある「悲しみ」を、身体の外に出すイメージを持ちながら行うことです。

 

 

「悲しみ」を身体の外に出す方法は、次にあげるようないくつかの方法があります。

 

 

・息を吐く

 

 

・言葉にする

 

 

・泣く

 


・「悲しみ」を表情やジェスチャー姿勢で表す

 

 

それぞれの方法をやってみてください。

 

 

そして、あなたが1番スッキリする方法を選んでください。

 

 

自分に合った方法で「悲しみ」を処理することが、大切です。

 

 

・息を吐く

 

 

身体の中に感じた「悲しみ」を、息を吐くのと同時に、一緒に吐き出すイメージをします。

 

 

息の吐き方は、強く吐く必要はありません。

 

 

ゆっくりと息を吐き出してください。

 

 

この時に気をつける点があります。

 

 

息を吐くとき、肩や背中に力が入ることがあります。

 

 

全身の力を抜いて、リラックスした状態でおこないましょう。

 

 

こうして何度も息を吐いていると、だんだん身体の中に溜まっている「悲しみ」が減っていきます。

 

 

・「悲しみ」を言葉にする

 

 

あなたが感じる「悲しみ」を、そのまま、「あぁ、悲しいな」「悲しくていいんだ」などの言葉にしてみましょう。

 

 

「悲しみ」を表す言葉は、あなたが言ってみて、ぴったりだなと思う言葉、しっくりくる言葉にしてください。

 

       

「悲しみ」を言葉にする時に気をつける点があります。

 

 

「悲しみ」の気持ちを込めつつも、言葉に強く力を込めないようにしましょう。

 

 

「あーーー、悲しい!!」と言葉に力を込めて言うと、身体にも力が入ってしまいます。

 

 

この状態では、うまく感情処理ができません。

 

 

身体の力を抜いてから、静かに「悲しい」と言葉にしましょう。

 

 

力を入れずに、「悲しい」の気持ちを言葉にして、身体の外に出します。

 

  

・「悲しみ」を泣いて表す

 


泣くこと、涙を流すことで「悲しみ」を表します。

 


気持ちがスッキリするまで、泣くことで「悲しみ」の感情を消化することができますよ。

 

・「悲しみ」を表情やジェスチャーや姿勢で表す

 


悲しい表情をしたり、ジェスチャー、姿勢によって表してみましょう。

 



「感情処理」のカウンセリングを体験された人の声

 




これまでのカウンセリングを受けて、自分の事をより知ることができました。


知ることで、だから自分はこう感じるのだなと納得できました。


一番大きかっ事は、感情を感じて、気持ちを受けとめることです。


今までは感情をどう処理していいのかわからずそのまましてきましたが、これからはしっかりと感じていきたいと思います。


これから仕事を決めたり、前向きに生きていこうという気持ちが戻ってきました。


自分の好きな事や新しい事にも挑せんしていこうと思います。


ありがとうございます。

 

感情処理のセルフカウンセリングの方法は、私のカウンセリングの師である倉成央氏の下記著書を参考文献として使用しています。

「交流分析にもとづくカウンセリング」

「いい人すぎて“結果が出せない人”のための問題解決術」

「震災の心の痛みを癒す方法」

「イヤな感情をもとから断つ!「怒ってしまう自分」が消える本」

 

 

 

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